2014年7月12日土曜日

草原レイアウト1ヶ月経過

まだまだ先は長そうな

台風8号騒動と共にグングンと気温が上がってすっかりと夏です。今年はエルニーニョ現象もあって(農家さんには悪いのだけれど)冷夏を期待していたのですが、どうも遅れ気味で秋にずれ込むそうです。

6月上旬に立ち上げたこの水槽は、初期の躓きもあって全体的にはあまり代わり映えしていません。

ミニグロッソ自体はスイッチが入っています。普通のグロッソに比べたら増殖速度は遅いですが、適度に枝分かれしながらいい感じで増えています。ランナーを所々切断したらもっと早いかな? と思いつつも綺麗に枝分かれしているので手付けずです。そのうちにミニグロッソの組織培養カップが出回って、追加植栽するつもりでいたのですが、近隣のショップにはなかなか入荷しません。

ニューラージパールは正面から見えない親石の裏がかなり増えていますw ソイル潜りも多少は出ているようですが、それほど酷くはなさそうだし、いずれ乗っていそうなソイルは吸い出すにしても、もう少し先にして今は様子見です。

未だにパッとしないのがキューバパール。ちょうどウキクサの陰になってしまっているのもあるのですが、新芽の展開はあるものの勢いを感じない。まぁヤマトヌマエビに引っこ抜かれるってのもあるのですが...。とりあえずウキクサを間引いてみます。

一番勢いがあるのが珪藻w ヤマトヌマエビ3匹投下時はかなり減ったのですが、またぶり返してしっかり気泡を付けていますw 別に換水後の気泡だとかではなく、消灯時は着いていない気泡で点灯後しばらくすると気泡を着け始めています。ヤマトヌマエビを追加投入すれば消えるのでしょうけれど、キューバパールがあんな感じだし、珪藻だけなら慌てる必要も無いかなと。

水質変化は以下の通り。

pH
6.8
TDS
156ppm
GH
7dH
KH
4dH

TDSとGHが更にアップ。いったいどこまで上がるのだろう? ちなみに換水後数時間経って計り直したら、pH6.8 TDS136ppmでした。水道水90ppmを20Lの換水だからちょうど計算通りの値に落ちていましたw 水道水のpHは7.3だったのですが、こちらの方はもう馴染んだ...と言うより、多分KHの低さもあってpHへの影響は微少なんでしょうか、計算出来そうなんだけれど面倒なのでやってませんw

2014年7月5日土曜日

水質変化と赤系水草その後

TDS,GH,KHがアップ

先週の水質チェックまでたいした変化は見られませんでしたが、今週(4週目)になって大きく変わりました。

pH
6.8
TDS
146ppm
GH
6dH
KH
4dH

例によって換水前消灯中の水質です。(アンモニアと亜硝酸は未計測)
グラフにプロットするとTDSは先週の換水が無視されたかのような上がりっぷりです。
先週の換水後からCO2の添加量を増やしました。それまではCO2を消費する水草そのものが非常に少ないので控え目にしていたのですが、pHがジワジワと上がり続けていたのと、後ほど挙げますがインディカの色もあまり変化無しなので今は1秒1滴+αぐらいになっています。その甲斐あってかpHだけは変わらずです。

換水後しばらく経ってTDSを計ると130ppm以下まで下がっていましたが、換水時に外部フィルターを止めたままだった...orz
で、先ほど計り直したら既に137ppmとか!! うーん、TDSやGHが上がるのはいいのですがpHが7を切らなくなるようだとコケそうでイヤだなぁ。というか珪藻が増え気味です。ヤマトヌマエビは3匹のままです。心なしか120cm水槽に居るものよりも体色の透明度が高く調子は良さそうです。

ロタラ・インディカは色付かない

テストでインディカを入れてみたその後です。これだけTDSが上がっていれば過去の陰生系水槽のごとく色付いても良さそうなのですが、まったく色付きません(><)
水面に到着してしまってそこへ浮かべているウキクサが引っかかって影になっていたというw でもその前からまったく変化無しだったからあまり関係ないと思います。こちらはトリミングし直して鉄分肥料を添加してもうしばらく様子を見てみます。

120cmに入れた方が1本だけ元気よく水面に到着していますが、色はほとんどついてません。水面付近で漸くピンクかな。下の方では頭頂がいじけてしまって脇芽が出ています。右側に見えるグリーンロタラも調子を落としていて、あまり水槽全体的にあまりいい感じではないのですが、インディカをたった3本だけのテストなので、このあたりは個体差かなと。

添加肥料は「鉄力あくあ」を草原レイアウトの方にだけ週一換水後6ml程添加してみます。毎日1mlずつの方がいいんでしょうけれど...(^^;

ちょっとは変化が欲しい。

2014年7月1日火曜日

陰生系レイアウト2ヶ月後

コケない

陰生系レイアウトを立ち上げて2ヶ月が経ちました。前回ブログに載せた1ヶ月後あたりにガラス面のコケ取りはしましたが、それ以後はまったく手入れずのまま、下の写真もコケ取りはしてません。パッと見ではガラス外側の汚れの方が目に付くw

ガラス面にフォーカスを当てて撮ると結構コケは付いていますが、普通に観賞するのなら十分な感じです。

紅蜂ブラックソイルの特徴なのか、底床にADAの添加剤フルセットを仕込んだ所為なのか、はたまたモンモリロナイトやミロネクトンが効いているのか...。有茎草を植えたらどの様に育つのか見てみたいところです。(やらないけどw)

ミジンコ投入

正面から撮るとウォーターローンがそこそこ絨毯化しているように見えますが、上から撮るとまだまだって感じです。早いのか遅いのかは微妙ですが、あまりコケも出ない貧栄養状態で、更に食虫植物なのにエサとなるような小動物も居ないので早くはないだろうなと。

何故か草原レイアウト水槽の方に混入してしまったケンミジンコとカイミジンコが爆殖していますので、それをソイルごとすくい取ってこちらに移してみました。数えられる程度しか入っていないでしょうけれど、こちらでも増えてくれるといいのですが...。増える前にウォーターローンやちびっ子モーリーに食われてしまう可能性もあるか。

ブセファランドラ・カユラピス投入

120cm水槽に居残り状態だったカユラピスをこちらにもってきました(左端中段・石の上)。若干黒髭が付いていたので木酢液を塗りましたが、ツマツマしてくれるエビが居ないw そのうち溶けてなくなるかな。クダガンに付いていた黒髭にも塗り塗りと。

カユラピスを投入するにあたり、シンタンWavyに場所を譲ってもらおうとしたが、しっかりと石を掴んで離してくれそうになかったw

ウォーターフェザーが成長しない

新芽が出てきているがなんか遅い。妙なコケ?が生えているし、ウィローモスが出てきているしw
このウィローモスを引っこ抜くとウォーターフェザーまでついてきて剥がれてしまいそうな。んー、どうしよう... 巻き直した方が早い気がする。

水温が28~29℃まで上がって、ミクロソリウムにはシダ病っぽいのがチラホラと。とりあえず切り落としましたが、水から出すとどの葉がシダ病の葉を見落としてしまいそうだし、本ナローは胞子嚢なのかシダ病なのか見分けが付きにくいw

今は120cmだけに冷却ファンを付けているけれど、そろそろ他の水槽にも付けないとヤバいかなー。

2014年6月28日土曜日

龍王石レイアウトの水質変化

思っていたほどpH,GHが上がらない

先週に続いて水質編です。水景は先週とあまり変わりがないのがさみしいのですが... と、テスト中のロタラ・インディカが入ってます。今のところまったく色付かない...orz

今回使った龍王石は購入後に酸洗いしています。「酸洗いすると脆くなって逆に硬度を上げやすい」という話もありますが、購入直後の龍王石は粉を噴いたように白っぽく、水で洗い流した程度では落ちないので思い切って酸洗いしました。その甲斐あってか、それともこの程度なのか、思っていたほどpHやGHが上がらないです。今のところ結果オーライってところでしょうか。

弱酸性中硬度を維持

水質変化
pH TDS GH KH NH3/4+ NO2-
1 6.1 148        
2 6.2 153 4 2 1.5 0.5
3 6.4 140        
4 6.4 141 5 2 0.25 0.3
5 6.2 131        
6 6.5 131 5 2 0.25 0.3
7 6.5 121        
8 6.5 131 5 2 0.25 0.3
9 6.1 114        
10 6.5 128 5 3 0 0.8
11 6.6 120        
12 6.6 123 5 3 0 0.3
13 6.7 112        
14 6.7 122 5 3 0 0
15 6.7 112        
16 6.7 113        
17            
18 6.7 120        
19 6.9 122        
20 6.8 123 5 3 0 0
水質変化グラフ

GHやアンモニアなどを計っている日が換水日で、換水直前に計測しています。pHとTDSだけの日も含めて照明点灯前(CO2添加前)に計測していますが、5日目と9日目はすっかり忘れていてCO2添加がしっかりと効いているタイミングになってしまったのでpHが下がっています。

換水後の翌日はTDSが下がって、換水前はじわりと上がっています。水道水は90ppm前後なのでその影響なのでしょうけれど、集中換水が終わって週一換水になったらどこまであがるのか!? と期待と不安で本日計ったらそれほど上がっていなかった。このまま120ppm前後で落ち着くのかな。

亜硝酸は検出された方がいい

ずーっと検出されっぱなしだと困りますが、亜硝酸を検出(アンモニアを亜硝酸に変えるバクテリアが繁殖)して、その後消える(亜硝酸を硝酸へ変えるバクテリアが繁殖)のが確認出来て硝化サイクルが整ったと思います。ただ、これまで亜硝酸が検出されるのは意外と短い期間で、陰生水槽立ち上げ時はハッキリとわからないまま試薬切れしてしまったので、今回はアンモニアを検出する試薬も用意して計ってみました。アンモニアも短期間で消えるのでしょうけれど、窒素含有有機物を分解するバクテリアの増殖速度は硝化バクテリアと比べてとてつもなく早いらしいので、立ち上げ後1~2日程度で検出されるはずと踏んでました。意外にも立ち上げ二日後には亜硝酸まで検出されましたが...。

ヤマトヌマエビを3匹投下

珪藻が蔓延っていたのでとりあえず3匹だけですが集中換水後に入れておきました。少しずつではありますがかなり減りました。ただ、キューバパールが抜かれるのが(-_-;)

2014年6月22日日曜日

草原レイアウトの集中換水終了 - 水草編

二日毎に20L換水を2週間続けました。ちょうど2週間経って亜硝酸も検出されなくなったので(測定していない硝酸はおいといて^^;)集中換水は終了します。なお、1週間後の水質をチェックしたあとに「水質編」としてブログに書き留めたいと思っています。
とりあえず全景です。ぱっと見で水草はほとんど変わっていません...orz

コケ具合

ガラス面のコケは昨夜に削ぎ落としましたが、龍王石にはしっかりと残っています。

ほとんどが茶色い珪藻と思います。珪藻って光合成していなさそうなんですが、ちゃんと陽のあたる位置に付くのですねw
緑藻系と思われる弱々しいコケもチラホラと出ていますが、一ヶ所だけ中央右前の石にハッキリとした緑色のコケが付いています。

なにこれー? 藍藻?と言われればそう見えなくもないのですが、ここからほとんど増えず、一度換水前に木酢液をシリンジで水中噴射してみたのですが、まったく変わらず...むむむ!?

爆殖しそうな雰囲気もないのでしばらく様子見します。

ミニグロッソ

「ミニグロッソ(スティグマ)」は通称で、ミゾハコベ科(elatinaceae)ミゾハコベ属(Elaine)ハイドロパイパー(Hydropiper)。ハイドロバイパーでもハイドロパイパンでもくハイドロパイパー。チャームのサイトでもページによってはハイドロバイパーって書いていたりするw

で、溶ける溶ける(´・ω・`)

ミニグロッソは高価で少量しかないので、石灰水にもあまり漬け込まずに植えました。実際にニューラージパールやキューバパールの葉が溶け出していても当初は緑色を保ってました。が! 後を追うように溶け始めました。ミニグロッソは熟れたソイルの方がいいとあったりするので、石灰水漬け込みの所為よりそちらの方が原因かもしれません。水質測定でアンモニアが未検出となったあたりから真っ白なランナーが出てきたので峠は越えた感じですが、まだまだ予断を許さず。ってところでしょうか。手前左は完全に溶けきった状態ですが、抜くと白い根が残っていたのでそのまま放置しています。

ほんの少量だけ120cm水槽にもミニグロッソを植えておきましたが、こちらは溶けもせずさりとて増えもせずです。溶けないことから熟れたソイルの方がいいと思えますし、成長しないところからやはり硬度が必要かと考えています。絶対条件ではないでしょうが、熟れた環境で中硬水だと増やしやすい雰囲気です。(今のところは)

キューバパールグラス

明るい緑が新芽展開中、濃い緑は追加植栽分、茶色いのは初期植栽分で溶けたあとw
葉は溶けましたが茎は溶けきらずに新芽を展開し始めたので、抜かずにそのままです。抜いて植え直した方が早そうな気もしましたが、水質変化で溶けていたのなら同じことなので、しばらく様子見していたら新芽が出てきましたのでもうこの間までいきます。

ニューラージパールグラス

状況はキューバパールとまったく同じ。ニューラージなんてそこそこしっかりしていそうなので、石灰水に漬け込んだまま、先にミニグロッソやキューバパールを植栽していたので、相当な時間漬け込んでしまっていました(^^;)

そんなわけで、石灰水漬け込みは程々にしましょうw

基本無農薬の水草で、プラナリアやミズミミズを殺すだけなら、短時間でいけると思います。ただ、追加植栽後にケンミジンコが発生しているのを見つけました。プラナリアなどはまだ見つけていません。プラナリアやミズミミズが卵を産むのかどうか知りませんが、卵なら少々漬け込んだところで死にはしないでしょうね。まぁ、これだけ気を遣っても出てくるようなら殲滅は素直に諦めます。

前途多難...?

硬度がある環境でのニューラージパールは簡易種だろ。ってなめてかかりましたが、スタート時点でおもいっきり躓きました...orz

本格的な夏になる前にある程度の絨毯化は可能と踏んでましたが、ちょっと時間がかかりそうな雰囲気。水温が上がれば水質も安定しなくなるので、おかしくなる前に絨毯化して欲しいです。

2014年6月14日土曜日

赤い水草を赤くするには

最初に断っておきますが、「こうしたら赤くなった」という記事ではありません。「こうしたら赤くなるのかな?」という考察段階です。

そんなわけで、今回もウダウダと書き綴ります。

まったく赤くならないロタラ・インディカ

どのくらい赤くならなかったかというと、このくらいですw

インディカが赤くならない水槽

中央奥でピンクに色付いているのがロタラ・マクランドラグリーン。その左側でやや細葉なのがロタラ・ワイナード。そして更にその左側からガラス面までがロタラ・インディカです。

もうものの見事に真っ青ですw 本来ならインディカ→ワイナード→マクランドラグリーンと左側が赤く右のグリーンロタラまで赤→緑のグラデーションになる予定でした。(レイアウト的にそれが良いか悪いかは別としてw)

水面に接するぐらいまで伸びればもう少し赤くなります(中央のマクランドラグリーンぐらい)

このインディカはチャームで買ったもので、確かロタラ4種セット、先のワイナードとマクランドラグリーン、あとは右奥に見えるロタラsp.カンボジアでした。

底床は水草一番サンドの上にプラチナパウダー。照明はニッソーのフラットインバーターライト600を2台(計20型4灯)。色を除けば水草自体の調子はよくて、グリーンロタラはきれいに枝垂れています。レイアウト的には凹型レイアウトだったのに中央がつぶれてしまいました(><)

鉄分としてメネデールや自作鉄分液肥を試してみたもののサッパリ変わらず、あとはちゃんとしたADAのECAでも試すしか...。その前にこれは本当にインディカなのか? もしや、ロタラ・ロトンディフォリア...

ロタラ・ロトンディフォリアではなかった!

トリミングしたインディカを当時の陰生系水槽へ入れてみると...

赤くなったインディカ

なんと真っ赤に染め上がりました。この水槽は底床がラプラタサンドでpHが中性付近、GHがちょい高め、TDSがバカ高い水槽でした(細かい数値は覚えていない)。その所為か同時に入れたグリーンロタラは頭頂の葉が小さくいじけ気味。(拡大するとアオミドロが見えますがスルーしてw)

照明はクリップライト20wを2灯(片方は20w相当のLEDだったと思います)でけっして強光ではなく、鉄分なども含めて肥料は一切入れてませんでした。

そんなわけで、このとき至った結論が「鉄分だけではなく、その他のミネラルも必要!!

ちなみに、この赤くなったインディカを元の水槽に戻すとちゃっかりすっかり色抜けしちゃいましたw

AQUALivingさんのところの水質は

赤い水草を赤くきれいに育てているところと言えばAQUALivingさんではないでしょうか。特に水草一番サンドを使ったときのレイアウトにある真っ赤なインディカは衝撃的です。インディカだけではなく他のレイアウトでも、ルドヴィジア・インクリナータ・キューバとかアラグアイア・レッドロタラなども非常にきれいですね。

水道水のGHが5dHぐらい

AQUALivingさんの水道水がどの程度のGHなのかハッキリ書いていない(見落としているかも)様なのですが、実験も含めた水質検査から5dHぐらいかなと推測。都内の市区役所水道局を調べると硬度が80ppm以上なところも結構あって5dHは日本(=米国)の硬度に換算すると89ppmなのでまぁそんなところかなと。ちなみにうちの水道水硬度は40ppm台で検査しても概ね2-3dHってところです。その差約40ppm。120cm水槽の換水が1回100Lとして、日本硬度は炭酸カルシウム換算なのでアルカリ55%の苦土石灰(炭酸カルシウムで100%近い)だと4g分。初期の集中換水1000L分で40gにもなります。

苦土石灰40g

実際には換水時に出ていく分がありますから、そんなにも差はないと思いますが、昨年末に120cm水槽立ち上げ時に苦土石灰を底床に仕込んだのはこんなところからだったりします。その他のミネラルとしてモンモリロナイト(ミリオン)とくん炭まで仕込みましたが、きれいに色付いたかというと...( ノД`)

CO2を過添加気味

KHが下がらない死亡アマゾニアのところでKHが4.0あるのにpHが6.2とありました。コレは極端な時だったかもですが、概ね添加量が多そうです。アズーの2in1CO2バブルカウンターを使っていそうで、同じものをうちも使っていますが、この1滴って結構デカイw これで60cm2滴分相当で添加していそう。

もともと水道水のKHも結構高くて4dH。うちの水道水は1-2dH。KH(炭酸水素イオン量)が水草の発色に与える影響ってなさそうなのですが、AQUALivingさんがよく発生させている藍藻やグリーンウォーター(浮遊性藍藻)に関係ありそう。水草はCO2優先で消費していきますが、藍藻を含めた藻類は炭酸(H2CO3)炭酸水素イオン(HCO3-)を脱水してCO2を利用するらしいので、憶測ですがKHが高い環境ではそういうものが発生しやすいのかもしれません。でも、KHが4dHってうちよりは高いだけで、世間一般的にはけっして高い方じゃないですよね。

CO2を添加するとKHあがる?

CO2を添加するとpHが下がりますが、これは以下のような図式になります。

CO2・H2O → (H2CO3) → H+・HCO3-

水に溶け込んだCO2の一部が炭酸になり、そこから水素イオンと炭酸水素イオンに別れるために、水素イオン濃度が上がってpHが下がります。しかし、その時に炭酸水素イオンがでる。CO2添加でKHが上がるなんて聞いたことないだが...?

で、調べてみました。ドイツ硬度dHは10^-4(10のマイナス4乗)オーダーで、pHはpH7で10^-7でpH5でも10^-5と桁が違います。仮にpH7からpH5までCO2添加で下げても1/10の更に半分(Caは2価なので)の0.05dHしか上がらないと言うことのようです。おまにけpH5.3以下だと炭酸にならない?(CO2添加ではpH5.3より下がらない?...ようわからん)

間違えていた!!

ドイツ硬度dHは1dH≒18ppmなので10^-5(10のマイナス5乗)オーダーでした。pH7(0.1ppm)からpH5(10ppm)まで9.9ppm分の炭酸水素イオンが出るとして、ドイツ硬度に換算すると9.9÷2価÷18ppm/dHで0.275dHになります。まぁ、本当にこの計算で合っているのか分からないのだけれど、どちらにしろCO2添加はKHにほとんど影響しないと言うことで(^^;

結論...ではないけれど

話が脱線気味でしたが、そんなわけでミネラル分とCO2多めで赤くなってくれるかなと期待。ミロネクトン(ミネラルっ固)を買ったのもビーシュリンプ用以外にそんな期待があったりします。ミネラルと一括りにしちゃってますが元素はいろいろあって、またどの程度仕込むべきか...。でも、これ以上シビアに考えても仕方ないわけで、液肥などの日々添加も面倒だから、なるべく立ち上げに底床へ仕込んで半年から1年ぐらいのリセットサイクル期間はもってくれればいいなー、とか思いながらあれこれ考えています。

とりあえずテスト

しかし緑一色な草原レイアウトで立ち上げたばかりだし、120cmはナノストムス・エスペイとか泳いでいて下手に環境変えて★になったりしたらとか思うと試せない。 でも、せっかく硬度高めの水槽があるので、底床には刺さないけれどロタラインディカの水上葉を入れてみました。

昨年から屋外放置していたのですが、冬を越して暖かくなったら芽吹いてきましたw 現在グリーンロタラと共に花を咲かせています。節間が間延びしているのが花を付けていたヤツです。右側が龍王石レイアウトのヤツで現在pH6.2-6.5 TDS131ppm GH5dH KH2dHです。比較対象として左側は120cm水槽でpH6.6 TDS88ppm、GHとKHは計っていませんが概ねGH3dH KH1~2dH付近かと。

水中の硬度だけで赤く染まるとそれはそれで困るのですけれどね(^^; 底床内はミネラルたっぷりで飼育水そのものは軟水って形が理想なんですけど。

2014年6月9日月曜日

陰生系水槽に生体と水草追加

追加と行っても新たに購入した訳ではなくて、他の水槽から移しただけです。

オトシンネグロ

苔はひどくならないけどなくなりもしないので、120cm水槽からオトシンネグロを3匹移しました。

アヌビアス・ナナにはうっすらと茶色っぽい苔が付いているのですが、オトシンネグロを入れると流石に減りました!! しかし、マダラになったので汚れとしては余計に目立つ('A`)

ブセファランドラ

メインの60cm水槽リセットに伴いそこに入れていたブセファランドラ各種、ついでにストック水槽に入れていたのもこちらに移しました。

中央上オトシンネグロが止まっているのがシンタンwavy。その右下が西カリマンタン。その下でそれなりに繁っているのがクダガン。その左がクアラクアヤン2。左下隅の緑が鮮やかなのがシンタン。

クアラクアヤン2は状態が悪く一部はストック水槽に残しています。あとブセはカユラピスが120cmに残っている。(というか移すの忘れてましたw)

クダガンは1年前にチャームで一株だけ購入してここまで増えました。これまで二株ほど嫁がせています。

ミクロソリウム・本ナロー

本ナローとナローナローって同種でしたっけ? アップでは撮っていませんが、ポンプの前にとりあえず掘りこみました。ちなみにポンプ左側に見えるのはセミナロー。

ボルビディス・ヒュディロッティは最初から投入していましたがリセットしたら結構出てきたので追加。

ミクロソリウムとかボルビディスはついつい狭いところへ掘りこんでしまうので、枝っぷりというか葉の伸びがイマイチきれいじゃないです。一旦バラして流木に括り付けてのびのび出来るようなところへ沈めれば、きれいなるかな? と思案中。

山岳? 草原? レイアウト立ち上げ

レイアウト考案用ボックス

某天野氏はパパッとレイアウトを作ってしまう様ですが、うちには無理ね。限られた(←言訳w)レイアウト素材をいろいろ弄りながら、のんびりと考えます。水槽にソイルを敷いてそこでやってしまえばいいのですが、石をグイグイやっているとソイルが痛んで崩れてしまいそうとか思ってしまって、それが妥協につながってしまうので、一度机の上などでレイアウトを考えてから本番に移ります。今回は石を立てるレイアウトだったので、平坦な机の上では微妙な角度を維持出来ないので、前々から考えていたレイアウトボックスを作ってみました。コンパネが余っていたので作ってみましたが、60cm用で木材とかを購入するのなら某通販の安売りセールに水槽を買ってしまった方が安く付くかもしれませんw

初龍王石レイアウト

仮底床に大磯(園芸用の大粒)を利用したのは失敗でした。龍王石と色がかぶって見分けづらいです。タライビオの底床用に買ったのを使わずに残っていたので使ったのですが、砂にしておくべきだったかと。でも、部屋で砂がこぼれるとか嫌なんですよねー。

そんなこんなで↑が最終案。その上とそれほど変わっていませんがw 一度作ってしばらく時間をおいてから見直すと別の発見があったりします。一日以上はレイアウトしたまま手づけずなんてのもいいかな。まぁ、時間をかければいいってものでもありませんが、そんなやり方考え方もありってことで。大型水槽だと仮レイアウト置き場の問題もありますが :-)

底床基材に軽石

今回はそれなりに底床の傾斜を付けたかったので軽石で底上げ。でも少なめかな2リットルもないぐらい。で、レイアウト滑り防止の為のネコよけマットを敷いています。ソイルはプラチナソイルのノーマル(下層)とパウダー(上層)

間にモンモリロナイト(ミリオン)とミロネクトン(ミネラルっ固を砕いたもの)そして固形肥料を挟んでます。龍王石自身マグネシウムやカルシウムを多く含んでいてそれが溶出するはずだから、わざわざミネラル分を足さなくても... と思いつつ、それ以外のミネラルも必要じゃね? とも思ったり。悩んだ末に入れちゃいました。あ、軽石にもピートモスとくん炭をまぶしていたりします。

初の草原レイアウト

途中の写真も撮ってはいるのですが、照明が入っていないのでガラス面に写り込んだ汚い部屋ががががぁ! ってな訳で、一気に植栽完了の写真ですw

最前列にはミニグロッソ(エラチネ・ハイドロパイパー)、右奥にキューバパールグラス、中央右の谷間から左側にかけてニューラージパールを植えてみました。

想像した完成水景は右からあふれ出てくるキューバパールと、石の間を流れ押してくるニューラージパールなんかを期待しています。

ミニグロッソはチャームの1パック分のみ。500円玉に乗りそうな量で2000円超えるとか、上手く増えてくれるかどうかわからん水草にこれ以上の銭を出せるかいな。ダメだったら前面にもニューラージでいきますw

もともとは最前列にニューラージパールを植えて、後景はパールグラスやラージバールなどパールグラス系のみで行くつもりでしたが、背の低い水草いわゆる前景草のみの草原レイアウトってやったことなかったのと、ある程度の硬度が必要と思われるミニグロッソも試してみたかったので、こんな形になりました。せっかくトロピカのパールグラスとかラージパールを買って増やしておいたのに...orz

以下はうだうだと覚書です

リセット時にハイター漬け

プラナリアやミズミミズ撲滅のため、水槽とフィルターを洗浄後に水を満たしてハイターを入れて丸1日回しています。濾材も入れたままで殺菌です。植栽した水草は消石灰を溶かした水に数分間つけ込みしてます。そんなことしなくても濾過が安定したらプラナリアもミズミミズもほとんど見かけなくなりますし、下手に増えなければ居てもさほど気にしないのですが、まぁやってみましたw 但し、前回立ち上げた陰生系水槽がありますので、そこから濾材の一部を交換して種水もいただきました。今のところ陰生系水槽にはプラナリアやミズミミズは湧いていません。(ミジンコ類も居ないのがさみしいですが)

コケるか!? ようりん添加

なんかGEXのカタログから「水草一番サンド」がなくなっています。結構評判のいいソイルだったのに廃版なのでしょうか?

水草一番サンドの特徴の一つに「ヨウリン酸」の配合があって、熔成燐肥(ようりん)が入っています(なぜ「ヨウリン酸」という表記にしているのか気になりますがw)。

ようりんは"く溶性"なので植物が要求(根から根酸を出して溶かす)しない限り溶け出さないので苔の原因にならないとも言われるけれど、蛎殻や珊瑚砂なんかの炭酸カルシウムも本来は水溶性ではなくく溶性なので飼育水では溶けないはずですが、入れるとしっかりペーハーも硬度も上がります。ようりんがく溶性といえども中性の水でゆっくり溶けてゆく可能性もあるので、水草一番サンドみたいにソイルの成形時に練り込まれているのならまだしも、ようりんそのものをあとから添加するのはちょっと憚ります。

そうでなくても龍王石レイアウトでは黒髭が発生しやすい雰囲気だし、ニューラージパールは何故か黒髭がつきやすい水草。こんなレイアウトに黒髭の元となると言われているリン酸を添加したら!! なんですが、これで黒髭が出なかったら「ようりんは使える」という結論になるので、なんか強引ではありますが入れちゃいました。

2014年6月1日日曜日

ウォーターローン なかなか加速しない

陰生系水槽立ち上げ1ヶ月後

自分の中では、軟水の水槽で一番簡単且つきれいに絨毯化しやすい水草はウォーターローンじゃないかと思ってます。ただ、根張りが弱いのでコケ取りはヤマトヌマエビに頼れないのが難点でしょうか。しっかりと絨毯化してしまえばヤマトヌマエビでも大丈夫だとは思いますが。

前回載せた立ち上げ2週間後の画像と比べたら増えてはいますが、まだまだ本調子ではなさそうです。

ランナーが地中に潜らずに浮いているものがまだある。

本調子になるとちゃんと地中に潜ります。あと、捕虫嚢も葉っぱ側には出来ずに根やランナーなど地中側のみにしか出来なくなる...筈 ^^;)。最終的には葉っぱも同一方向に向いて、それこそススキが棚引くような雰囲気になります。

それにしてもアップで見ると古葉の苔がひどいなw エビ類を入れていないのでしかたがないが、ひどくなるようだったら思い切ってトリミングしてしまう手もあります。まぁ、今は我慢。

2014年5月20日火曜日

流木さん出ておいで

個人的には大発見

ツイッターでもつぶやきましたが、フォローさんの「石の見えない石組水槽」で気づきました。自分の水槽も「流木の見えない流木レイアウト」になっていることを(´・ω・`)

そこで改めてAJやコンテスト上位作品、ほかレイアウトが上手いサイトを、そういった視点で見直してみました。

レイアウト素材がしっかりと見える

うーん、立ち上げ前のレイアウトを考える時点に、水草が繁茂した時を想像しながらレイアウトを考えるように努めているつもりでしたが、まだまだあまかった。ついついあれこれ植えてしまうのよねw
当たり前のことだったかもしれませんが、「持った湯飲みをバッタと落とし、小膝叩いてにっこり笑い」状態ですw

あと、水質が安定するとついついトリミングをサボり気味になってしまったり。上の写真は先日の陰生系水槽と同じく3週間もガラス面のコケ取りをサボった状態です。

3週間サボった割りには少ない方。出ているコケも安定したときに出ると言われるスポットタイプだから、サボりを助長させてしまいますw

今回の水景はロタラ系などごく一般的な有茎草を使わずに立てた水景でした。ニューパールとラージパールも次期レイアウト分の育成も兼ねてあとからの追加。

ロタラなら伸びて水面に到達した時点でバッサリとトリミングしちゃうのですが、ピンナティフィダとかラオススプライトは、そういう感じでトリミングするものとも思えず、余計なところを間引く感じでやっていましたが、おもいっきりがないものだから、ジワジワと勢力範囲を広げさせてしまうはめに。

で、バッサバッサとやってみましたが、埋もれていた本ナローがシダ病なのかただ単に枯れているのか見分けが付きませんが、かなり痛んでいた様子なのでチマチマとトリミング。後ろのボルビもかなり痛んでいました。どーも、ボルビをきれいに育てることが出来ない。

そんなわけでこんな感じに。ラオススプライトはバッサリ言った方がよかったのですが、そろそろリセットするつもりだったので間引きのみ。差し戻ししてもよかったが、差し戻した分は枯れてそこから不定芽が吹き出てくる感じで結局見苦しくなるので、もうこれでいいかなと。

改めて見ると、流木が全然生きていないですね。全体のバランスはこのブログの最初のページに載せたときの方がよかったです。

ミリオフィラム・ガイアナドワーフが意外と元気で伸びていましたが、それもバッサリ切ってその分を左側に差し戻し。あの場所はラオススプライトを間引いたところで、小汚くなってしまったのでそれを隠す目的もあったのですが、葉の色と形がまったく同系で全然わからない状態。ガイアナドワーフ云々より、ピンナティフィダとラオススプライトをまとめ切れていないのがダメな要因かなぁ。

2014年5月18日日曜日

コケ取り部隊第一陣

立ち上げ3週間目のコケ具合

立ち上げて2週間の集中換水もおわって昨日は1週間ぶりの換水でした。ほとんどコケがない状態だったのでガラス面なんかも水面近くの汚れ以外は特に手を入れていませんでした。

ぱっと見ではほとんど気にならないのですが、

アヌビアス・ナナや溶け始めているクリプトの葉にはコケが目立ってきました。

ガラス面も柔らかそうな緑藻(ほとんど白に近いですが)うっすらと。

アンモニアと亜硝酸は試薬で計ったら未検出なので、コケ取り部隊を投入したいが、ヤマトヌマエビだとウォーターローンが食害もしくは引っこ抜きに遭いそう。ミナミヌマエビがちょうどいいのですが、この水槽でビーシュリンプを飼う予定なので、一度入れたらリセットするしか取り除く手立てがなさそうなミナミヌマエビは避けたい。そんなわけで、

ブラックモーリーちびっ子部隊の投入です。ショップの販売水槽で勝手に生まれていた稚魚をもらったのですが、全長3cmほどまで大きくなりました。

コケ取りにどれほどの効力があるかはわかりませんが、結構ツンツンしてくれています。最終的にはヤマトを入れなきゃ間に合わなそうな気もしますが、もうすこしウォーターローンが繁茂するまで、ヤマトの投入は極力先延ばししたい。

それにしても、なぜブラックモーリーはピントが合わないんだ(´・ω・`)

2014年5月16日金曜日

ウキクサ、浮き草、萍

アオウキクサ

ストック水槽を導入して以来、悩みの種がアオウキクサ。

ちょうど2年前の今頃、ミジンコ(ダフニア種)が欲しくて農家の方に田んぼの土を少し分けてもらった。
水を入れてしばらくするとちゃんとミジンコが湧いてきました。ミジンコだけじゃなくてホウネンエビとかいろいろと。で、一緒に出てきたのがこのアオウキクサ。

あっという間に、バケツやタライビオの水面を覆い尽くした。ビオで水草の維持とかもしていたので、水槽に移すときにアオウキクサも付いてきて、瞬く間に蔓延る...orz

レイアウト水槽はなんとか取り除けるけれど、ストック水槽には水面に浮かべたままや水上化を目論む水草があって、それに絡んで除去仕切れない。で、ストック水槽からレイアウト水槽に水草を移すとアオウキクサも付いてきて、気づいたら蔓延っているし。

浮かべたままの水草はいろいろあったけど、キューバパールグラスとニューラージパールグラスは120Pでレイアウト化。ウォーターローンも先の陰生系水槽に使った。残るはウィローモス、南米ウィローモスは捨ててもいい。アマゾンチドメグサとリシアは屋外ビオへと、やっと整理がつきそうで、後は浮いているものをひたすら捨てるだけ。

ま、アオウキクサは簡単に沈むから浮いているものだけを掬っても、水中で他の水草に絡んだりしていて、それが増殖して浮いてくるから、簡単にはなくなってくれず、もうしばらくつき合うことになりそうなんだが、何とかなるだろう。

されどウキクサ

ウキクサが蔓延ると水面で光源を独り占めしてしまうからよくないのだが、それでもストック水槽の水質はバツグンに安定していた。底床は大磯に水中ポンプで底面濾過のみ。コケもほとんど生えないから、換水時は20リットルほど水を抜いて、抜いた分はレイアウト水槽から移すという手抜き換水。それでもほとんどコケない。

アオウキクサを全部抜いちゃうとコケはじめるかも...。

ドワーフフロッグビットとサンショウモ

そんな不安があったので、新たにウキクサ二種を導入。なんか本末転倒な話しだが、アオウキクサと違って間引きやすいからなんとななるだろう。

サンショウモは投入当初は枯れ始めたが、新しい葉の展開を始めたらそこから爆殖しはじめました。チャームで育成されていた水質と違ったんですかね? 根もそれほど長くはなく5cm程度。

ドワーフフロッグビットは導入当初からすぐに増え始めていました。根がすごーく長くて標準の60cm水槽なら底床に届きます。

両種とも非常に細かい産毛のような根が密集していて、いかにも水中の養分をとってくれそうな雰囲気です。