2014年5月13日火曜日

GEX メガパワー9012

先の陰生系レイアウト水槽に使った外部フィルター「メガパワー9012」のレポです。

水槽が床面にあるので、外部フィルターを使うならポンプが水槽内になるメガパワーシリーズしか選択肢がない(?)のですが、そもそも陰生系レイアウトで外部フィルターが必要だったのかという?

外掛けフィルターで済ます手も考えたのですが、経験上濾過はガッツリと効かした方が水質が安定してコケない(ような気がする)のと、チョロチョロと水の音がし続けるのもどうかなと。ま、今は冷却ファンが煩いのですが(--;)

ざっくりと内容確認から設置まで

モーターがないのでフタは軽い(と言うより安っぽいw)。水槽水を下層に送るパイプはケース側と一体成形ですね。

濾材の入ったバスケット4つをすべて取り出した。下層2段はリング濾材ですが、ご覧の通りスカスカです。

リング濾材一袋分を計量カップに入れてみたら700mlも無いです。バスケット1段分の容量は公称1.1Lなのですが...ぉぃぉぃ。

で、バスケットを取りだした後のケース底を見ると、なんと! 底面にも濾材固定板があります!! つまり...

こういうことですねw まぁ、詰めりゃいいってものでもないのでしょうけれど。

残りのスペースは、余っていたパワーハウス(ベーシック)と軽石で、合計6L分ぐらいでしょうか。最上部はチャームのゲルマットをメガパワーの形状に合わせて切ったやつをセット。

軽石はよく売っているパミスや日向軽石ではなくて、5Lで500円ぐらいとちょっと高めの軽石。粒が大きめなのが難点ですが、汚れが少なく一回の洗浄できれいになります。

バスケットがないから中身がよく見えるw しかし、水槽の横に置いて照明が当たるので、このままだと濾過槽内でコケとか発生しそうな。

こちらが水槽内に設置するポンプ。この角度から見るとストレーナースポンジと大きさが同じで気にならないのですが...。

横から見るとこれだけ出っ張っています...orz

設置後、横から見た様子。うーん、デッドスペースがひどすぎる。角から45°の角度で取り付けられるのよね。背面と平行に取り付けられれば、もう少し納まりがよくなるのに。

排水口はシャワーパイプも付いていましたが、拡散口にしました。9012は本来90cm~120cm水槽向けなのですが、6090だとポンプ流量が360/420L/h(50/60Hz)と少なく、9012でも540/660L/hしかないです。うちは西日本なので660L/hになりますが60cm水槽で使ってみても洗濯機などという雰囲気はまったく無くちょうどいい感じです。

総評

付属の濾材、特にリング濾材の量はどうかと思う。カタログを見ると下位機種の6090から上位機種の1215まで共通。ってことは、1215だともっとスカスカなのか...ではなかった、1215だとリング濾材4袋がセットされていて、1段に2袋入れる仕様なのか。むむむ...

最大の利点で且つ欠点は水中ポンプ。あの出っ張りがなく円筒形だけならいいのになぁ。先にも書いたがせめて背面と平行に設置出来ればいいのに。ポンプから真上に出るホースが邪魔で、ニッソーのフラットインバーターライト600を2機(4灯分)乗せられないのがイタイ。

注水時の呼び水が不要なのはいいですね。エア噛みも発生しないからほんと気が楽ですw

バスケットが標準仕様のままばっさりと取り払えるのが一番気に入りましたw テトラのVXフィルターはバスケットそのものが下層へ送るパイプも兼ねているので、バスケットを取っ払うということが出来ません。エーハイムの3e2078は下層へ送るパイプが別になっていてバスケットは取っ払えるけれど、下面の濾材固定板を用意するか、最下層のみバスケットを使うかで対処できる。確かバスケットはなくとも最上面のプレフィルターはセットできる構造になっていたはずです。まぁ、あれだけデカイとバスケットを取り払う気はないですけれどね。

濾過槽の出口側にポンプがある他社の外部フィルターと違って、入り口側からの押し込みなので濾過槽内は正圧。パッキンが痛んでくると水漏れを起こす可能性があるのでその辺りが心配なのですが、今のところ気に入っています。